自宅サウナでもアロマでロウリュしたり、らかんの湯みたいにキューゲルを使ってみたいんですけど、どうやって作るんですか?
そんな自宅サウナーのみなさんのリクエストに応えて100円ショップで揃うような道具でロウリュアロマ水やキューゲルを作る方法を紹介するで!
SNSでも自宅サウナや厳選したサウナ情報を発信しています!
ぜひフォローしてな!
\ 蒸風呂好太郎のSNSはこちら/
サウナの設計からチラー付き水風呂の導入方法まで詳しく網羅した自宅サウナを作るための完全マニュアルの記事もございます。
詳細なサウナ建築方法を詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
ロウリュ用アロマ水の作り方
水にアロマオイルを入れただけだとサウナストーンが汚損する
アロマオイルを水に垂らしただけの状態でロウリュをすると水とアロマオイルが分離したままロウリュすることになります。
そうするとサウナストーンや電気ストーブのヒーターエレメントにアロマオイルの成分ヤニのように付着してしまい、洗っても容易に汚れが取れなくなってしまいます。
サウナストーンは消耗品ですができるだけ長く使いたいものです。
用意する道具
使用道具
- 計量カップ(300mlと50mlがあればOK)・ダイソーで購入
- ソフトワンタッチボトル(ダイソーで購入)
- 無水エタノール(Amazonやドラッグストアで購入)
- 精製水(Amazonやドラッグストアで購入)
- アロマオイル(Amazonや楽天で好きなものを購入してください)
アロマオイルと水は混ざらないので無水エタノールの界面活性作用を利用する
アロマオイルが分離したままサウナストーンにかけてしまうと、アロマオイルが綺麗に蒸発せずサウナストーンやストーブのヒーターエレメントにアロマオイルの成分が付着してしまいますので要注意です!
水は水分子同士、油は油分子同士が分子間力(≒表面張力)によりそれぞれ引き寄せあってできています。
分子間力が同じくらいの強さだと混ざりやすいですが、分子間力に差があると混ざりずらくなる性質があります。
水と油では水の方が分子間力が大きく分子間力に差があるため混ざりにくいというわけです。
ここでポイントとなるのが、無水エタノールです。
無水エタノールには油性のものとも水溶性のものとも馴染むという性質があります。
そのため無水エタノールはアロマオイル(精油)のような水には溶けない油溶性のものを水に溶かす際の媒体として使うことができます。
精製水とアロマオイルをまぜる前に、あらかじめ無水エタノールとアロマオイルを入れてよく混ぜておきます。
そうすると、ロウリュしたときに水と一緒にアロマ成分も綺麗に揮発しやすくなってサウナストーンやヒーターが汚れにくくなるで!
手順|ロウリュアロマ水の作り方
乳化すると白濁して見えますが、これは油や水が微細な粒子になって光が当たると色んな方向に乱反射して白く濁って見えるのです。
しばらく時間が経つと「アロマ+無水エタノール」の混合液が上に浮いてきますが、問題ありません。
これは「アロマ+無水エタノール」の混合液の方が軽いためです。
ボトルを振ればすぐに水とオイル成分は均一に混ざるので使用前にボトルをよく振ってから、ロウリュバケツの水に注ぎましょう。
ボトルを持つと少し温かくなっているのがわかると思いますが、エタノールと水が混ざると起こる化学反応(反応熱)ですので問題ありません。
完成したロウリュアロマ水を実際に使ってみよう!
著者の使用環境:ロウリュバケツに2ℓの水に対してどれくらい作成したアロマ水を投入すれば程よい香りが楽しめるのか実験してみました。
10㎖ずつ増やして香りの強さを感じてみたところ、自作アロマ水の投入量は2ℓの水に対してアロマ水30㎖(1.5%)がちょうど良いと思いました。
あくまで個人の感想なので、アロマ水の投入量は好みにより調整して使用してください。
作ったアロマオイルはバケツに注ぐ前によく振ってな!
キューゲルの作り方
ドラマ「サ道」やサウナメディアでとりあげられている「御船山楽園ホテル らかんの湯」。
らかんの湯のロウリュサウナで使用されているのがアロマ氷:キューゲル。
この記事を読めばキューゲルの簡単な作り方が理解できます。
サウナ施設を運営している方やプライベートサウナでキューゲルを作りたい方向けに100円ショップで揃う道具で簡単に作れる方法を紹介しています。
サウナの設計からチラー付き水風呂の導入方法まで詳しく網羅した自宅サウナを作るための完全マニュアルの記事もございます。
詳細なサウナ建築方法を詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
キューゲルとは
キューゲルとはアロマ水をボール状に凍らせたもので、サウナストーンの上に置くことで溶けだした氷が徐々に蒸発していくので通常のロウリュと違い緩やかなロウリュの蒸気とアロマの香りが楽しめるロウリュグッズです。
ちなみにキューゲルとはドイツ語でkugel:銃弾の意味です。
御船山楽園ホテル らかんの湯や本場ドイツのキューゲルはアロマ水を凍らせた後、粉砕しクラッシュアイス状になったものにアロマオイルを垂らしてボール状に成形しているようですが、ここでは簡易的にボール状に凍らせる方法を紹介しています。
用意する道具(100円ショップで購入可能)
使用道具
- 泡立て器
- アイスボールメーカー
- 撹拌させるためのタッパーなどの容器
- アロマオイル(Amazonや楽天で好きなものを購入してください)
100円ショップで販売されているアイスボールメーカーと泡立て器を用意します。
私はダイソーで購入しました。
ちなみに泡立て器とタッパーは家庭にあるものを使うとアロマ水の香りが移ってしまい洗剤で洗っても香りが取れなくなるのでお勧めしません。
100円なのでキューゲル専用で用意しましょう。
手順|キューゲルの作り方
水道水には微量のカルキ(塩素)やカルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分が含まれています。そういった不純物が凍ったときに白くなる原因なので一度水を沸騰させて不純物を取り除きます。
「別にすぐに溶けるから、その工程いらないよ!」って方は省いていただいて全然オッケーです。
沸騰させた水がある程度冷めたらタッパーに移し替えてアロマオイルをキューゲル1個当たり10滴ほど投入します。
今回はティーツリーのアロマオイルを使用しました。
香りの強さの好みに合わせてアロマオイルの量は調整してください。
アロマオイルが均一に混ざった状態で凍らすため撹拌させる必要があります。
上蓋に空気を抜くための小さな穴が空いているので、そこからアロマ水が溢れ出てくるまでしっかりと上蓋を装着します。
12時間待ち切れず、10時間で開封してしましました(笑)
表面が少し固まらず濡れていますが、おおよそ完成ですね!
実際にサウナでキューゲルを使用してみた
まとめ
自宅で簡単に作成できるロウリュ用アロマ水と、最近サウナ界で話題のキューゲルの作り方を解説してみました。
キューゲルでは通常のロウリュと違いほのかなアロマの香りと緩やかな蒸気が全身を包み込み、いつもより体の芯まで温まってすごい汗がドバドバと出てきました!
プライベートサウナオーナーやサウナ施設を運営している方はぜひ自作アロマ水やキューゲルを作ってみてください!
SNSでも自宅サウナや厳選したサウナ情報を発信しています!
ぜひフォローしてな!
\ 蒸風呂好太郎のSNSはこちら/
サウナの設計からチラー付き水風呂の導入方法まで詳しく網羅した自宅サウナを作るための完全マニュアルの記事もございます。
詳細なサウナ建築方法を詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
取材させていただけるサウナオーナー様を募集しています!
当ウェブメディアでは
自宅でもサウナに入れたら最高なんだけどなー
別荘にサウナを作りたい!
だけどサウナの作り方がわからないという方のためにサウナ作りのアイデアやノウハウを発信しております。
サウナにもいろいろな個性があってしかるべきだと筆者は考えております。
例えば…
- マンションの一室にテントサウナを設置した
- 庭が広いのでテントサウナや簡易なサウナ小屋を設置した
- 敷地内にバレルサウナを購入して設置した
- がっつりお金をかけて超豪華なサウナを建築した
- 市販のユニットサウナを設置した
- 薪ストーブを改造してサウナを作った
- フィンランド仕込みのスモークサウナを作った
当ウェブメディアで「うちのサウナを紹介してもいいよ!」または「うちのサウナ施設(貸切サウナなど)を紹介してほしい!」という方がいらっしゃいましたら、当ブログのコメント欄やお問い合わせフォーム、SNSのDMでもなんでも結構ですのでお知らせください!
大阪から日帰りで行ける程度なら直接お伺いいたします。
お住まいが遠方の場合は写真データを送っていただき、オンラインの対話での取材という形を予定しています。
ぜひご協力をお願いいたします!