サウナがあれば浴室乾燥機は不要
家庭用サウナは確かに魅力的なんですけど、電気代がめっちゃかかりそう…
確かに電気代はかかるけど、サウナを洗濯乾燥や浴室暖房として兼用するのがオススメやで。せっかく高い買い物するんやから使えるもんは活用しとかな損やで。
- これから自宅にサウナを作りたい人
- 浴室乾燥機や脱衣所の暖房の導入を検討している
- 家庭用サウナを導入したいけど電気代が心配
- 梅雨の時期に洗濯物が乾きにくくて困っている
- 真冬の入浴時に脱衣所が寒くて辛い
この記事では家庭用サウナを洗濯乾燥機及び暖房として利用する家づくりのアイデアを紹介しています。
家庭用サウナを注文住宅で作りたいと言っても、実際にはほとんどの建築士も工務店も家庭用を設置した経験がありません。実際に注文住宅でサウナを作った私も建築士を選定するのにはかなり苦労しました。今後あなたの自宅サウナを設計する上でどのような間取り・設計にすれば良いか、この記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
SNSでも自宅サウナや厳選したサウナ情報を発信しています!
ぜひフォローしてな!
\ 蒸風呂好太郎のSNSはこちら/
サウナの設計からチラー付き水風呂の導入方法まで詳しく網羅した自宅サウナを作るための完全マニュアルの記事もございます。
詳細なサウナ建築方法を詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
【結論】家庭用サウナがあれば浴室乾燥機と暖房は必要ありません!!
電気サウナ=電気ヒーターという意味では暖房も洗濯乾燥機も原理は同じ。
サウナストーブで温められたサウナストーンの蓄熱効果で3時間程度は高温を保てます。
そしてサウナストーンに蓄熱された熱エネルギーはそのまま洗濯物の乾燥や暖房に利用できるのです。
下記が我が家のサウナストーブのヒーター部。普段はこのヒーターの上にロウリュ用のサウナストーン(香花石)を乗せている。
これが我が家の脱衣所&ランドリールーム
こちらが我が家の脱衣所兼ランドリールーム。
洗濯物が干せるように天井部にハンガーパイプを設けている。
また下着やインナー類、タオルなど入浴とそれに関わる洗濯物は干した後すぐに収納できるように生活動線に配慮した配置となっている。
乾燥した下着やタオルをその場で収納できるのは便利っすね!
ランドリールーム兼脱衣所に必要な建築設計は?
脱衣所とランドリールーム(洗濯物干し部屋)は兼用にする
こちらは建築前に建築士の先生に書いていただいたイメージ図面。
ほぼこの図面通りの施工となった。
入浴→サウナ→水風呂→外気浴の動線が完璧ですね!
天井にハンガーパイプを設置して大量の洗濯物でも干せるようにする
我が家のハンガーパイプは【toolbox】オリジナルのアイアンハンガーパイプ
デザインもオシャレだしパーツの組み合わせで色んな使い方ができて便利!
窓をペアガラス、サッシは樹脂製にして断熱性を高める
外気とつながる窓のサッシは樹脂や木製など断熱性の高いものがおすすめ
結露も発生し難い。アルミサッシは熱伝導性が高いのでNG❌
サウナのドアは開けっ放しに出来るタイプを導入すべき理由
洗濯物を干す時はもちろんサウナストーブの熱をランドリールーム全体に届けるためサウナのドアは開けておく必要があります。
そのためサウナのドアは開けっぱなしにできるロック機構が付いており、なおかつオートクロージャータイプ(勝手に閉じることができる)がおすすめ。
洗濯物の生乾き臭の原因はモラクセラ菌の排泄物
室内干しって、独特な生乾き臭が気になりますよね。
生乾き臭の原因はモラクセラ菌が増殖するときに出す排泄物や。短時間で乾かしたら全然生乾き臭は無いで!
- 洗濯物の生乾き臭はモラクセラ菌という常在菌が増殖するときに出す排泄物が原因。
- モラクセラ菌は皮脂や水分を栄養にして増殖するため、乾くまでに時間がかると独特な生乾き臭を発するのです。
- モラクセラ菌は湿った状態で5時間経過した頃から急激に増殖するので、5時間以内に乾かすことができれば生乾き臭を抑えることができます。
- モラクセラ菌は熱に弱いので、高温で殺菌可能
サウナの設計からチラー付き水風呂の導入方法まで詳しく網羅した自宅サウナを作るための完全マニュアルの記事もございます。
詳細なサウナ建築方法を詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
洗濯物を素早く乾燥させるポイント|3選
- 室温を上げることで相対湿度を下げる
- 扇風機やサーキュレーターで空気の流れを作る(洗濯物の水分が空気中に移動しやすくなる)
- 洗濯物の干し方はアーチ干しがおすすめ
空気は温められると空気中に保有できる水蒸気量は多くなるので洗濯物の水分が空気中に吸収されやすくなり、洗濯物が乾きやすくなるという理屈です。
アーチ干しとは?
洗濯物を干す際に外側に長い衣類、内側に短い衣類を干すことで、アーチ状になった下部に空気の流れが発生し洗濯物の水分が蒸発しやすくなります。
サウナを使った洗濯物の乾燥手順
- サウナ入浴後にサウナのドアを開けっぱなしにして洗濯物を干す
- 洗濯物の干し方はアーチ干しにする
- 洗濯物に扇風機やサーキュレーターで風を当て続ける
- 外気とつながる窓は全部閉めておく(熱を逃さないようにするため)
- 換気扇はOFFにしておく(これも熱を逃さないようにするため)
- 洗濯物が乾いたら窓を開けて換気扇をONにする(ランドリールームの空気中に溜まった水分を多く含んだ空気を外気中に逃してやるため)
サウナを暖房&洗濯乾燥機として使用するメリット
浴室乾燥機や洗濯乾燥機が不要になるので省スペースかつ経済的
洗濯物を屋外に干す場合、せっかく綺麗にした洗濯物が排気ガスや花粉、PM2.5などに晒されることになります。また女性の場合下着を屋外に干すこと自体に抵抗がある方が多いはず。この際ベランダで洗濯物を干すという固定観念とはおさらばしましょう。
ベランダを作らないことで間取り面積を確保できる
注文住宅の場合ベランダを作るには防水対策や雨どいの設置など施工面でコストがかかります。
ベランダを作らない分建築コストは浮くし、狭小住宅の場合本当に必要な間取りにベランダ分の面積を充当した方が実用面でも合理的です。
暖房として利用できるのでヒートショック対策に有効
気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックといいます。この血圧の乱高下に伴って、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こります。2006年のデータですが、交通事故による死亡者が約7,000人であったのに対し、ヒートショックでは倍の14,000人が亡くなっています。
恩師財団 済生会HPより引用〜冬場に多発! 温度差で起こるヒートショック〜
電気サウナは単純なエレメントヒーターによる電熱器なのでもちろん暖房として利用できます。
なので真冬でもサウナの熱で脱衣所は暖かいです。
しかし、サウナ&水風呂に入る行為自体が血圧の急激な上昇の原因です。
サウナ&水風呂自体がヒートショックを起こしに行っているようなものなので若年層の健康なサウナーにとってヒートショックは無縁のものかもしれません(笑)
ヒートショックが危惧されるような65歳以上の高齢者や狭心症や脳梗塞の病例のある方はそもそもサウナによる温冷浴は行わない方が良いでしょう。
家族に高齢者や持病がある人がいれば、サウナが暖房がわりになってヒートショックによる死亡から守ってくれますね!
【まとめ】サウナがあれば浴室暖房と洗濯乾燥機は不要
はっきり言って浴室乾燥機と洗濯乾燥機を購入する費用でサウナストーブが購入できます。
であればサウナストーブ購入すれば良くない?と筆者は思うのです。
サウナ大国フィンランドのように日本でも各家庭にサウナがあれば良いと筆者は本気で考えています。
筆者の自宅サウナの詳細は下記の記事で公開していますので、ぜひご覧になってくださいね!
サウナの設計からチラー付き水風呂の導入方法まで詳しく網羅した自宅サウナを作るための完全マニュアルの記事もございます。
詳細なサウナ建築方法を詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
SNSでも自宅サウナや厳選したサウナ情報を発信しています!
ぜひフォローしてな!
\ 蒸風呂好太郎のSNSはこちら/